新天地イエス教証しの幕屋聖殿（以下、新天地イエス教会）は、春川（チュンチョン）教会の脱会者が新天地イエス教会に対して提起した宣教活動に関する訴訟において、2025年2月27日に韓国の最高裁判所が上告を棄却し、新天地イエス教会の勝訴が確定したことを明らかにしました。

原告は、新天地イエス教会での信仰生活に対して「異常な信仰生活強要」「終末論的教理の洗脳」「宗教の自由侵害」「過度な献金要求」「社会生活および家族生活破壊」等を主張し、新天地イエス教会に約4600万ウォン（約472万円）の損害賠償を要求していました。

裁判所は宗教選択の自由と個人の責任という原則を強調し、精神的支配や不法な強要等はなく、自身の意志で宗教を選択し活動した場合にはその責任を問うことは難しいという立場を堅持しました。

今回の最高裁判決を契機に宗教の自由が保障され、宗教内での少数派の権利を認めた重要な判例として記録され、類似した宗教関連訴訟において重要な参考資料になることが期待されています。
また、宗教の多様性が尊重される社会で、宗教間の葛藤と嫌悪を減らすための努力がさらに必要だという指摘も提起されています。

新天地イエス教会は、今回の最高裁判決に対して「宗教の自由と教会の正当な信仰生活および伝道が法的に保護されるということが再び確認された。法と社会の秩序を遵守し聖徒たちの信仰生活を助けるために最善を尽くす」と話しました。

また、「今後も宗教の本質を守り教会内外での批判や誤解を改善していく。今回の判決を契機に宗教の自由をより一層尊重し、社会的責任感を持って活動することを約束する」と付け加えました。

◆一審から最高裁までの内容と結果
・一審：2023年2月15日
韓国の水原地方裁判所は憲法第20条「宗教の自由および政教分離原則」、国連の自由権規約第18条により、裁判所が宗教に対して中立的な立場を維持しなければならないと明らかにした上で、新天地イエス教会の宣教活動過程で不法な強要や社会的相当性を逸脱する行為があったかを重点的に審理。
特に伝道対象者の年齢や学歴、社会的経験、宗教選択の経緯および態度の変化等を総合的に考慮し、春川教会の宣教行為が宗教選択の自由を侵害したり不法な強要行為に該当しなかったと判断し、原告の損害賠償請求を棄却。

・二審：2024年11月7日
水原地方裁判所は1審の判断をそのまま維持し、原告の控訴を棄却。

・最高裁：2025年2月27日
最高裁判所は上告審の手続きに関する特例法第4条第1項各号に定めた理由がないとして、原審判決に影響を及ぼさないという理由で上告を棄却し、新天地イエス教会の勝訴が確定。

出典：https://n.news.naver.com/article/382/0001182000?sid=102

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