2022年9 月第3 四半期

北米

北米地域の ガムロジン価格 は、需要の低迷と原料価格の継続的な下落により、2022年第3四半期を通じて悪化しています。ロシアとウクライナの戦争が始まって以来、欧米は常に不況の脅威にさらされている。第3四半期には、インフレ率が急上昇し、消費者心理が大幅に悪化したため、米国の景気後退を巡る思惑が強まりました。景気後退の観測が根強く、ガムロジンの川下製品である接着剤、塗料などの消費率は低調でした。また、国内需要に対応するための十分な在庫水準。したがって、その結果、米国のガムロジンの価格は2022年9月に4～5％下落した。

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アジア太平洋

ガムロジン価格は、2022年第3四半期を通してアジア太平洋地域で下落の勢いを増しています。十分な在庫水準と原料価格の一貫した下落により、急激な弱気トレンドとなった。川下の塗料・コーティング接着剤業界からの需要が減少しました。同時に、世界的な経済活動の減速の中で、海外市場の需要も減少しています。また、中国のコビドとの戦いは2022年第3四半期も続き、市場活動はコビド関連の混乱の脅威に常にさらされていた。さらに、コビド案件の増加により、港湾活動も停止した。その結果、9月のガムロジンFOB Huangpu価格は1825米ドル/トンと評価された。一方、日本と韓国では、台風による貿易活動の混乱や港湾活動の停止により、供給が途絶えました。しかし、川下産業からの消費量が低迷する中、在庫水準は安定から堅調に推移しました。

ヨーロッパ

2022年第3四半期、ガムロジン価格は欧州市場で下落を続けている。今回の価格下落は、輸出国からの安価な輸入品が着実に流入していることが原因です。欧州全域の不況の思惑が、下流の塗料・コーティング、接着剤、関連産業からの需要を減退させたのです。ユーロ統計によると、8月の欧州のインフレ率は7.1％上昇しました。また、ユーロ圏製造業購買指数（PMI）は、2022年9月に49.6ポイントから48.5ポイントに低下した。また、ガムロジンの需要減に伴い、新規受注の流入が減少しました。その結果、ドイツにおけるガムロジンの価格は2022年9月中に6%以上引き下げられました。

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