2022年9 月第3 四半期

北米

2022年第3四半期は、北米地域で マスターバッチの価格 が順調に上昇し、四半期末には安定した水準に達しました。米国における天然ガスの月平均コストがアッパーに上昇し、カーボンブラックの市況を圧迫しました。当四半期の初めには、ポリマーやエラストマーをベースとする川下のコンパウンドメーカーの需要が高ま りました。カーボンブラック企業の建設着工意欲は高くなく、全体の立ち上げ負荷は大幅に減少している。

詳細については：- https://www.analystjapan.com/Pricing-data/masterbatch-217


アジア

マスターバッチの価格は、2022年第3四半期にインド市場で下落、中国市場で上昇し、8月にはブラックマスターバッチFOB Taijinで1173米ドル/トンで推移している。需要面では、川下のタイヤメーカーの開発着手意欲が弱く、インドでは高価なカーボンブラックに激しい反発があった。市場全体のトレード環境は低調で、主に需要に応じて購入される品目が多かった。中国市場では原料の天然ガス価格が全般的に上昇傾向にあり、カーボンブラック市場のコスト上昇圧力につながった。川下のコンパウンドメーカーの受注は引き続き好調で、特にエラストマー系、ポリマー系コンパウンドメーカーからの受注が好調でした。

ヨーロッパ

ブラックマスターバッチの価格は、2022年第3四半期に欧州市場で、下流の顔料や他の着色製品からの消費の低下により、順調に下落しました。当四半期の初めには、川下のコンパウンドメーカー、特にポリマーやエラストマーをベースとするコンパウンドメーカーの需要が高まった。マスターバッチの在庫は、地域市場において増加傾向にありました。輸出入業者が指摘するように、国内市場におけるマスターバッチの運用コストが継続的に発生することも、価格が一定になる主な要因の一つでした。

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