日本では終戦後、戦争に対する関心を風化させないように、様々な場所で戦争について知り、考える機会が設けられてきました。一方、創価学会で行ったあるアンケート調査によると、平和を実現するためには具体的に何をすべきか分からないという意見もあります。

国際平和NGOである(社)天の文化世界平和光復(Heavenly Culture, World Peace, Restoration of Light: HWPL)神戸支部(以下HWPL KOBE)は、平和な世界実現のための具体的な行動を模索するため、2023年7月29日に“平和マルシェ~戦争のない幸せの作り方~”をオンラインで開催しました。

今回のイベントでは平和を望む学生や社会人、平和運動家などが参加し、各自の平和に対する価値観と現在進行中の平和活動を共有しました。

イベントに出席したNGO-Heart代表の共田ちほみさんは「思い、願い、愛、想像力、強さを持ち、固定観念や自分には無理かもしれないと思うフィルターを捨てて問題の発見、現実を見るようにし、そこで何ができるのか？小さな事でも大きな事でも、一度だけでも、継続してでもできることをする。その小さな一つからすべてが始まり、問題を一つ一つ解決することで、平和にもう一つ近づく、この一つに誇りを持ってほしい。 また、それが平和を生み出す心を作る方法だ」と伝えました。

社会人男性Kさんは「戦争と平和について取り組んでる方々が多いことを知って嬉しかった。数年前から原爆死没者名簿の記録活動をしているので、被害に遭った数万人もの人々の事を胸に刻んで伝えたい。 日本は戦争がなく平和な国家だというが、周辺国では戦争やミサイルが飛び交ったりもする。 いつ戦争が起きてもおかしくない。 自らがもっと平和と戦争について真剣に考えるべきだと思った」と語りました。

国際法を学んでいたと話す社会人女性Mさんは「どうすれば戦争を止められるか学生時代から考える機会があったが、実際に活動することはなかった。 日常では平和や戦争について話すことがあまりないので、平和について考えられてよかった」と述べました。

イベントを主催したHWPL KOBEは、平和を作る方法として【地球村戦争終息平和宣言文(Declaration of Peace and Cessation of War:DPCW)】を出席者に発表しました。
国連創設の根本的な平和精神を回復し、地球村で追求する共同の価値を発展させ、持続可能な平和を実現することを目的として国際法専門家らと共に公表したDPCWは、10条38項で構成され、紛争防止·紛争仲裁·持続可能な平和保障の3つの価値を中心に紛争の予防と解決、平和世界維持の原則と方法が盛り込まれています。

HWPL KOBEは、日本の市民社会と共に持続可能な平和実現に向けた方法を模索していく予定です。 また、HWPL KOBEは一緒に平和活動を行う会員を募集しています。 HWPLと共に戦争のない平和な世界を作りませんか？


◎HWPLとは？
2013年に設立され、世界176カ国の人々と共に地球の戦争終息と世界平和の実現のために活動している国際平和団体です。また、国連のDGCとECOSOCに特殊協議資格を有する団体として登録されています。

◎HWPL KOBEとは？
HWPLの神戸支部として2022年7月に設立されました。HWPLがこれまで歩んできた平和の実績を日本でも知らせ、平和実現のために多様なイベントと平和事業を進めています。


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